葬儀の途中でのトイレはマナー違反か

葬儀の途中での中座、退席は避けたいものですが、生理現象であれば、致し方ありません。葬儀は故人との最後のお別れの時であり、ご遺族に失礼があってはならない場になります。ちなみに、葬儀にかかる時間は、わずか1時間。短い時間となりますので、できるだけ中座、退席はしないように、前もって体調を整えておきましょう。

ですが、万が一、途中で中座、もしくは退席しなければならない時は、焼香を済ませた後、もしくは、僧侶の読経が終わった後にしましょう。それでも、タイミングの悪く、トイレに行きたくなった時は、自分のまわりの方へ目で合図をし、その後、喪主であるご遺族に軽く頭を下げた後、音を立てずにその場から離れましょう。

この時、きちんとした正装となるブラックフォーマルを着用し、音を立てないよう静かな動作で離れなくてはいけません。また、身だしなみが整っていないと悪目立ちする上、がさつな印象を与えてしまうため、注意が必要です。

音を立てて離席することは、もっとも非常識なことになり、マナー違反を問われても弁解の余地はありません。トイレに行きたい衝動に駆られても、急いで席を離れることがないよう、静かに退席しましょう。

トイレを済ませて着席する時も、同様です。軽く頭を下げ、静かに自分の席まで戻ります。この時、間違っても、手を拭きながら席に戻ることのないように注意が必要です。トイレの中で手を洗ったら、手の水気はきちんと拭いてから出ましょう。その際、着用しているブラックフォーマル、パールのネックレスや靴の汚れ等も確認し、乱れのない状態で席に戻ることをおすすめします。

葬儀の場に戻った後は、何事もなかったように前を向きます。喪主と目が合った時には中座したお詫びの気持ちを込めて、軽く一礼しておきましょう。

トイレに行きたくなった時は仕方ありませんが、実は、葬儀の途中の中座、退席はマナー違反になります。細心なご遺族の方であった場合、その中座、退席を快く思わない方も少なくありません。寒い季節、冷えが心配な時は、使い捨てカイロ、冷え防止のインナー着用などの配慮が必要です。