葬儀での携帯、トイレといって中座してもマナー違反となるのか

葬儀が行われている最中に、携帯電話のベルが鳴る。昨今、珍しいことではありません。ですが、これはマナー違反になります。

葬儀は、亡くなった方との最後のお別れの場であり、ご遺族にしてみれば、大切なご家族のために執り行う静粛な席になります。いつもの習慣でズボンやジャケットの中に入れたまま忘れていたなんて失敗は許されません。その席で、携帯電話をマナーモードにするのを忘れ、けたたましい音を鳴らしてしまうことは、詫びて済む話ではありません。鳴らした人の常識が疑われる問題でもあるということを覚えておきましょう。

故人、ご遺族への気持ちを大切にされる方は、参列する際、携帯電話やスマートフォンの電源はオフにしておくか、参列しない人に預けるといった心遣いをする方も少なくありません。

但し、仕事上、どうしても携帯電話、スマートフォンが手放せない人もいます。その上、その急ぎの電話に出なくてはならない人もいます。そんな時は、喪主さま他ご遺族の方々に一礼して、その場を離れましょう。

近くにご遺族の方がいて話しかけても問題がない場合は、小声でトイレだと伝え、席を離れることをおすすめします。携帯電話で中座、退席するということは、トイレで中座、退席するよりも失礼にあたります。トイレは生理現象であり自然なことですが、携帯電話は今使用しなくても構わないのではないか、葬儀よりも優先すべきことがあるのかとご遺族を不安にさせてしまう恐れがあるため、注意が必要になります。

電話が済んだら、速やかに席に戻りましょう。トイレだと伝えての中座は、せいぜい数分から10分です。トイレとの説明をしないまま中座、退席した場合でも10分を超えてしまうと、ご遺族にあらぬ不安要素を植え付けることにもなりかねません。

何の説明もないままの中座、退席は社会人として、また、一人の人間としての常識を疑われます。連絡は、社会人の基本ともいうべきことでもありますので、ついうっかりは通用しません。そのことを念頭に置き、葬儀に参列されることをおすすめします。